「健康・福祉増進と温泉気候物理医学」
平成17年5月27日〜28日にわたって(富山県)宇奈月温泉国際会館にて第70回日本温泉気候物理医学会総会「健康・福祉増進と温泉気候物理医学」においてSANWAの天然ラジウム鉱石を使用した「岩盤浴療法の可能性」と題してパネルディスカッションが行われ多くの学者・医学関係者から注目を集めた。

岩盤浴療法の可能性
〜天然ラジウム鉱石が難病を治す〜
ラジウムの特徴
ラジウムの特徴は、外界から何らかの力を加えなくても自然に間断なく放射線を放出することである。 (北投石もまったく同様である)。そして、この放射線は、X線よりも数倍強力で、人体の組織はいうに及ばず、銀、鉛、銅、鉄などの金属すら容易に透過する力を有していることである。 そしてラジウムは絶えず崩壊しながら、ラドンと称するガス体元素に変化し、さらにラジウムA・B・C・D・E・Fという新たな元素を生み出す。 ラジウムが半分に減少する寿命は、1620年かかるといわれ、まさに半永久的な生命といっても過言でないのである。
ラジウムは、さまざまな理学的・生理的な有効作用を有しているが、中でもアルファー、ベータ、ガンマー線の三種の光線の中のガンマーのもつ超短波長は物質透過性が強大で、ベータ線の100倍、アルファー線の100万倍の透過力を有している。 このガンマー線は人体の深部治療法に強力な効果を有することが広く認められており、人体細胞に大きな活力を与え、病菌を殺し難病を治すとともに、健康増進に役立つといわれる。 著者が玉川温泉の神秘的な効果が北投石にあると確信をもっているのは、正にこのことなのである。それでは、適量ラジウム放射線療法によって、今日どのような医学的効果が認められているか概観することにする。
病的細胞に付するラジウムの作用
人体は約120兆からなるといわれている細胞から成り立っている。
この細胞は、細胞間質というものにつながれて、全身の器官をそれぞれ組み立てている。
これらの細胞はひとつひとつがみな生きた生活体であり、われわれが常に健康な活動ができるのは、この組織細胞のはつらつな生活力によるものである。
いろいろな病気にかかるということは、いずれもみな生活体の根源たる細胞の衰弱疲弊から起こり、種々の症状となって現れる。
世界的名医ドミニティ・ベルテス・ラツアイス博士、東京大学医学部放射線科教授中泉正徳博士、日本ラジウム医学会の権威藤波剛一博士などの研究発表によれば、衰弱疲弊すなわち病的変調におちいっている組織細胞や繁殖しつつある病原菌は、健康組織の細胞に比べてラジウムの持つ特殊の有効成分が敏感に作用して、3倍量も吸入する。
たとえば、皮膚、筋肉、粘膜、内臓器官に、炎症、疼通、腫脹、硬結、萎縮、潰瘍などの病的に変調を起こした細胞の患部に適当なラジウムを放射すると、他の健康組織に何らかの影響を与えずに、鋭敏に感受して、炎症性のものは、その炎症を抑止し、激痛のあるものはたちまちその激痛を鎮静し、腫脹を消退し、潰瘍、萎縮部位を掃滅して、その他の治病作用を迅速に発揮する。
すなわち、その病気を細胞の根本から治すというのが特徴であり、これをラジウムの特異的感受性といって著名な事実である。
ラジウム放射線の感受性の鋭敏な部分を列記すれば次のようになる。
神経組織・リンパ腺・生殖腺・肝臓・腎臓・副腎・筋軟骨・血管・唾液腺・膵臓・粘膜などである。
ラジウムによる健康細胞に精力を増し生活力を促進する作用
ラジウムに関する世界的権威者オーストラリアのストックラザー教授の研究実験によれば、ラジウムの分量を適量に用いるときは、人体それぞれの生活細胞組織(健康組織)に生長力を寄与して、その生活力、精力を促進強化するという。人体ばかりでなく、多くの動物、植物に照射して比較実験されてラジウムの偉大な作用を明白に立証された。
したがって、ラジウム放射線の適当の使用は、皮膚・粘膜・神経・血管・リンパ腺・生殖腺・肺・肝・心・腎臓・胃腸の内蔵器その他の生活細胞組織を適度に刺激して旺盛な生活力を賦与し(細胞原形質賦活)、それらの組織に活力および抵抗力を増進し、諸細胞を健全に発育助長を促すので、各種の疾患にもっとも根本的の治療法となるばかりでなく、免疫の予防および全身の保健を達成できるとする。
ラジウムによる殺菌作用
ラジウムはその特異的感受性にあって、病原体に直接に作用することは、他の薬剤や療法ではほとんど望めない特徴である。たとえば注射のように効果の早いものでも、まず第一に肉体組織を通じて、血液に行きその後患部に作用する順序になっている。
純正ラジウム放射線は結核・コレラ菌・ブドウ状球菌・連鎖状菌および禿髪病菌ならびに黄癬菌などの各細菌の発育や繁殖を阻止するばかりでなくきわめて迅速に殺菌するのである。
このようにこれらの病原菌に対して、ラジウムの発育防止作用および撲滅作用は培養器の部分(細菌の生息する組織)を害するものでなく、細菌に直接作用することが、アシュキナース、カスプリ、ファイアル、ストラスマンの諸大家によって確認されている。肺・肋膜・皮膚の諸症に絶大な効果のある理由である。
ラジウムの自然療能促進作用
自然療能作用というのは、白血球、リン腺球の病原菌に対する食菌作用、寒暑に対する皮膚および内臓器官の諸機能の抵抗作用、負傷部位の縫合、新肉芽発生などの自然治癒の目的に向かってはたらく作用である。 このようにして、ラジウムの適正なる放射療法は自然療能作用を促進助長して各種疾患病の治癒力を高め、かつその予防作用を増強して体質を強化し発育させ健康を増進させる。
ラジウムの新陳代謝に対する作用
内蔵の諸器官をはじめ全身各種組織は間断なく外界から酸素を摂取し、そして体内の炭酸ガスを体外に排出するガス交換作用と、これに伴い営まれている血液の循環、新陳代謝機能は、不良細胞や有害な老廃物、不必要な体内分解物を体外に排泄させる。この二つの作用が旺盛なことが健康体の大切なことである。

















